箱根駅伝を見て・・・

お正月と言ったら箱根駅伝

今年は東洋大学の圧勝で終わりました

山の神の柏原の「僕が苦しいのはたった一時間ちょっと。福島の人たちを思えば全然きつくない」(中日新聞 2012.1.3 朝刊)の言葉に感動した人は多いのではないだろうか?

 

高校生の甲子園と並んで、箱根駅伝もまた、日本人に人気がある

それは一体なぜだろうか?

 

 ①集団で勝つ競技

  語弊があるかもしれないが、高校野球は投手の力に左右される

  横浜高校の松坂や、北海道苫小牧の田中の様に、群を抜いた投手がいたら

  それだけで良い所まで行ける部分が駅伝に比べると大きい

 

  駅伝は、優秀なランナーがいても、その人は一区間しか走れない

  その意味で、高校野球以上に集団での能力が求められる

 

 ②繰り上げスタート(たすきが途切れる)

  トップが通過してから何分か立つと、繰り上げスタートが行なわれる

  その際、スタートする走者のタスキは母校のものではなく、何も書かれていない

  時間ギリギリで、走者が見えているのにタスキが途切れる瞬間

  その瞬間に美学を感じるふともいるのではないだろうか?

 

 ③体調管理の徹底

  今回、東京農大の学生が悲劇に見舞われた

  走者変更の時間が間に合わず、体調不良の中、走らざるを得ない場面ができた

  具体的なタイミングは分からないが、冬場で、極度の緊張の中で体調を整える

 

  自分が失敗することで、タスキが途切れる可能性がある

  それが、年に一度の大舞台似たいし、更なるプレッシャーを与える

 

炎天下で投球を続ける高校野球、寒空の中でも脱水症状になりうる箱根駅伝

どちらも酷な場面があるが、だからこそ、観客に感動を与える

 

そして、何より、年に一度しかない場面

プロ野球の様に、点差がついたら敢えて負ける(敗戦処理)とは違い

その場面を全力で、燃え尽きるように戦う姿

 

「次がある」世界に慣れすぎた私たちにとって、彼らの姿は新鮮であり

同時に、昔の自分を思い出させてくれる素敵な存在なのかもしれない

 

彼らの様に、その日/その瞬間を精一杯に過ごす

限りある時間、限りある人生を、彼らの様に精一杯生きたいと思わされる